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井上主水左衛門並古・並増墓所

前から1回は行ってみたいと思っていた県指定史跡井上父子の墓所に行ってきました。
朝地町近地の山中にある墓所は、どう行ったらいいのかよくわからないので、歴史民俗資料館に行って教えていただきました。
親切に地図と案内の図面もいただきました。
近日中に案内板を設置するというので、それが出来るのを待って行きました。
井上主水左衛門並古は岡藩の家老職を務めた人で、広島の鞆の津で朝鮮信使の応接を命じられ無事その大任を果たし、明和8年(1771)藩の銀奉行となり岡藩札を初めて発行、その後長く藩の金融財政に貢献したそうです。
天明の飢饉の時には英断をもって藩の倉庫を開き多くの飢える民を救済したそうです。
退官した後には開拓事業に精を出して開拓民とともに生活をしました。
又その息子並増も家老となり岡藩のために尽力をしたといわれています。
この墓所は井上並増が文政8年(1825)造営したもので儒式墓の形態をしています。墓碑の後に馬鬣封(ばりょうほう)があります。
また並古並増父子の墓碑の間に亀趺碑(きふひ)があり、表面は唐橋世済による並古の業績をたたえる顕彰文が漢文で書かれています。裏面は牧嵩振による和文の顕彰文がきざまれています。
亀趺碑は本来大名クラスの者が多く家老でこれがあるというのは大変珍しいそうです。
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by hirose580 | 2015-07-26 11:58 | 歴史
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